【特集】ノーマン・ロックウェルが映画出演!?

72歳でハリウッドデビュー!  ノーマン・ロックウェルは本当にハリウッド映画に出演しています。出演したのは1966年公開の「STAGECOACH(邦題:駅馬車)」です。撮影当時のロックウェルは72歳、俳優デビューとしてはとても遅咲きですね(笑)。もちろん、ロックウェルは俳優を目指していたわけではありません。映画の宣伝ポスターと役者たちの肖像画を任されていたので、その流れで出演が決まったようです。 ギャンブラー役で出演  気になる登場シーンですが、ロックウェルは作品冒頭の酒場のシーンですぐに姿を現します。画面左のテーブルでポーカーをするギャンブラーたち、その中の1人がロックウェルです。セリフはありませんが、顔はバッチリと映っています。他のギャンブラーと比べると、1人だけ明らかに年齢層が違う気がします…。  また、映画の最後になるとロックウェルが描いたキャストの肖像画が大々的に紹介されます。おそらくロックウェルが手掛けたこと自体が大きな宣伝効果だったのかもしれません。

E-bookが発売されます(ロックウェル作品のモデルたちへのインタビュー)

モデル25人のインタビューを掲載  ノーマン・ロックウェルはモデルの写真を使って作品を制作するスタイルで知られています。ロックウェルは生涯2,000点を超える作品を世に残したため、モデルとなった人たちも数多く存在します。  今回、インタビューに応じたのはロックウェルの息子たちをはじめ、ロックウェルファミリーが1938年から1953年の間に暮らしていたバージニア州アーリントンの住民たちです。かつてモデルになった少年たちは80歳を超えています。インタビューは数年前に行われたもので、2020年2月に他界したロックウェルの三男 Peter Barstow Rockwellのインタビューも含まれています。 著者はモデルたちに囲まれて育った  著者であるS. T. Haggertyはフリーランスのライターです。彼は幼い頃、夏の間をロックウェルがかつて暮らしていたアーリントンで過ごしました。その頃すでにロックウェルはアーリントンからマサチューセッツ州ストックブリッジへアトリエを移していましたが、作品のモデルとなった人たちは町にたくさんいました。そのため、彼は周りの住民たちが作品のモデルになっていたことをよく知っていたのです。彼は4年前からモデルとなった人々にロックウェルとの思い出について取材を開始しました。  発売予定の電子書籍(発売日未定)には、モデル25人との100時間以上におよぶインタビュー内容が掲載されます。モデルたちだからこそ知る情報が公開されることが期待されます。

ノーマン・ロックウェル美術館が再開!

コロナ流行による休館から再開  新型コロナウイルスの影響で休館していたノーマン・ロックウェル美術館(マサチューセッツ州ストックブリッジ)が本日 7月12日に再開しました。  同美術館はコロナが流行し始めた3月12日から休館となっていましたが、その活動は停止することなく、インターネット上のバーチャル美術館として活動を継続してきました。バーチャル美術館では、作品解説動画など数多くのコンテンツが配信されています(Virtual Norman Rockwell Museum)。  2日前の7月10日に地元ストックブリッジの住民など一部の人向けにプレオープンとなり、本日ついに4ヶ月ぶりの完全営業再開を果たしました。 再開後は感染対策を徹底  再開後の美術館では、アメリカ政府のガイドラインに沿ったコロナ対策が実施されます。  入場制限:感染拡大防止のため、チケットにより入館数および時間が制限されます。 マスクの着用:2才以上の来場者はマスクを着用。 ソーシャルディスタンス:来場者は6フィート(約1.8メートル)以上の距離を保ち、また決められた順路を一方向に進みます。 衛生管理:スタッフによって頻繁に消毒と清掃が実施されます。 バーチャル美術館は継続  もともとは新型コロナウイルスの影響で入場できない人のためにスタートしたバーチャル美術館でしたが、その人気につき、営業再開となった後も掲載・更新が継続されることになりました。  興味がある方は、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。 →ノーマン・ロックウェル美術館